2012年02月26日
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稲城市立iプラザ・大河原邦男作品展

Written By: 川俣 晶連絡先

「今日は稲城市立iプラザ・大河原邦男作品展に行ってきたぞ」

「なぜ大河原邦男作品展なんだ?」

「子供に大人気の最新のアニメ云々というよりも、既に片足が歴史の世界に行っている感じだったので」

「それだけ?」

「実は、ヤッターマンの実写映画をテレビで放送していて途中から見てしまった」

「大河原邦男作品展の宣伝のため?」

「いや、同じ監督の逆転裁判の宣伝のための放送だったようだ」

「ぎゃふん」

「というわけで、最終日だったので今日しか行くチャンスが無いので行ってきた」

大河原邦男作品展

感想 §

「内容はどうだった?」

「予想以上に満足できた」

「やはりガンダムがメイン?」

「確かにメインはメインだけど、ヤッターワンもいればゴーダムもいる。ダイターンもいる、ボトムズもレイズナーもいる。ダグラムもいる。かなりバリエーション豊か」

「いちばん印象に残ったのは?」

「ガッチャスパルタン!」

「またマイナーなガッチャマンFかいな」

「異なるメカが合体して一直線のラインになっている感じが凄く良く出ていて、あれは良かった」

「大河原さんといえば、ロボットじゃないの?」

「ロボットの絵にはイマイチなのと決まっているのがあった。その差がよくわかった」

「何が違うの?」

「ロボットの弱点はそれ自身がキャラであるということだ。だから人間のキャラとの組み合わせ方が悪いと焦点がぼやける。その点で、上手く噛み合ってない絵があったが、途中で上手く噛み合ってくる感じだ」

「へー」

ガンダムの顔問題 §

「ガンダムの顔は、初期にはどうも幅が狭いようだ」

「狭い?」

「ヘルメットは広いが、純粋な顔は狭い。その理由も何となく分かる」

「なぜ?」

「ヘルメットが薄いと部品として壊れやすいからだ。危険でもある。ある程度の厚みは欲しい」

「立体化が前提なんだね」

「子供向けのね」

「じゃあ、発想はそこにあるわけ?」

「そうそう。発想の原点は立体で無理が無いこと。実際に工房で作ったアイテムも展示してあったし」

「そこは共感できるってこと?」

「そうだ。2次元で当たり前のデジタル世代とは違う。自分は大河原さんの属する世代の尻尾だとよくわかったよ」

「子供時代、機械をどんどん分解しちゃった世代ってことだね」

蓄音機 §

「そうそう。ヤッターワンを起動するときに回すハンドル。あれって発想は蓄音機だね」

「なぜ蓄音機?」

「子供の頃、倉にあったのはバラしたそうだ」

「ぎゃふん」